会員皆様方の当商工会事業の推進にご理解とご協力を頂いていることに対し、厚く御礼申し上げます。 さて、私共を取り巻く経済環境は、一昨年のリーマンショック以来１００年に一度の未曾有の不況といわれましたが、中国を始めとする新興国での消費の拡大が、我が国の経済を後押しし、企業の景況感を示す業況判断指数（ＤＩ）が大企業製造業では５期連続で改善し、北海道経済産業局も 「緩やかながらも持ち直しの動き」と総合判断を上方修正したところです。 しかし、私たちが住んでいる厚真町においては、少子化、高齢化と過疎化が進み、さらには公共事業の削減、大手小売業の近隣への出店などで経営環境が悪化している状況であります。 また、厚真町の一大イベントであります田舎祭りも、宮崎県の口蹄疫の拡大を防ぐため断腸の思いで中止とさせて頂いたところでございます。 このような環境の中で商工会は地域経済の核として斬新な発想と奇抜なアイディアで、新しい事業に取り組んでいかなければなりません。 また、会員皆様のご教授をいただきながら地域経済の発展を目指していかなければならないと、固く誓っているところでございます。一昨年には商工会館の改修工事、本年は駐車場の整備、物置の設置また上厚真商店街の街路灯整備事業など厚真町の特段のご配慮で商工会の環境整備が進んでいます。 このように町民の皆様から暖かい応援を頂きながら、消費者ニーズに応えるよう私たちは努力しなければなりません。 今後、役職員一丸となって財務基盤の確立、会員増強、そして安定した運営を目指しながら、新規事業の推進と、１３１会員のニーズに応えるため、さらには従事している従業員の皆さんが安心して暮らせるよう、また厚真町商工会の発展と地域振興に取り組む為にも会員皆様のなお一層のご支援とご協力をお願い申し上げて、ご挨拶にさせていただきます。